ダディーズベーカリーは2008年に西宮に1店舗目をオープンし、創業15周年を迎える地域に根差したベーカリーです。2008年の西宮店オープン後、2018年に稲美店、2022年に須磨店をオープンし、現在では全3店舗を運営しています。

また、実店舗の運営に加え、オンラインショップや近隣エリアでの催事などにも力を入れています。大学へのキッチンカー出店やマルシェへの参加なども積極的に行っていたり、SNSでの発信にも力を入れており、お客様や地域の方々との交流の多さもダディーズベーカリーの特徴です。ぜひそんな当社に興味をもっていただければ幸いです。

ダディーズベーカリーのパンは全て、稲美店隣の自社農園で一から育てた国産小麦(せときらら)で作っています。化学合成の肥料、農薬、殺虫剤は不使用、パン屋が本気で栽培した小麦です。

昔ながらの作り方で素朴な自然を感じながら、太陽の下黄金に輝く小麦をまごころをこめて収穫した小麦は、隣のベーカリーで石臼を使いじっくり時間をかけて挽かれダディーズベーカリーのパンには欠かせない小麦粉になります。製造過程にもこだわりが詰まっており、すべてのパンは毎朝職人がひとつひとつ心を込めて焼き上げ、保存料も一切使っていません。それは代表が大切にしている、食や健康に対する想いから生まれています。

2008年の西宮店オープン当時は契約農家から小麦を仕入れていましたが、翌年「パン作りの原点に戻りたい」と一念発起し、小麦から自家栽培することを決断。南あわじの畑で昔の農法を教わり、現在は南あわじ市と稲美町の約6000坪の畑で小麦の栽培から収穫までを一貫して行い、自社内にある石臼で製粉しています。

「手がかかってもシンプルで安全なものが一番おいしい」という精神で栽培された小麦は、時間と手間を惜しまない昔ながらの作り方で作られているからこそ、小麦本来の風味豊かな味を味わうことができます。

各店、食パンや看板商品の『一尺二寸(いっしゃくにすん)』といった風味をしっかり感じられるシンプルなパンから、調理パンやスイート系まで毎日60種類以上、総計約1,000個のパン焼き上げます。地域の新鮮野菜を使った季節限定パンや丹波の黒豆などを使用したヘルシーなパンなど、土地の恵みを生かしたパンが並ぶことも。

原料や素材へのこだわりに加え、種類の豊富さとオリジナリティあふれるラインアップで地域の方々から愛されるベーカリーを目指しています。

ダディーズベーカリー代表の村井は元々飲食業やベーカリー業界の出身ではなく、山間部の建築会社に勤める大工としてキャリアをスタートさせました。都市部から郊外まで様々な現場で建築に携わる中、「自然の中でゆったりくつろげる空間を作りたい」という想いが芽生え、株式会社麦わらを設立。独学でパン作りを学び、【山のパン屋】としてダディーズベーカリーの1号店を西宮市山口町に出店しました。

現在ダディーズベーカリーは3店舗を運営していますが、六甲山麓に位置する【山のパン屋】西宮店、須磨海水浴場にもほど近い【海のパン屋】須磨店、隣には自社農園もある【田園地域のパン屋】稲美店と、どの店舗も都市部を離れてゆったりと自然を感じられるロケーションになっています。